『ChatGPTセールスコピー 超入門!』 大橋一慶 著 No.002

目次

AIを活用して、成果が上がるセールスコピーを手に入れるには

LPやショート動画作りにAIを使っているけど、いまいち成果が上がらない…なんてことはありませんか?

著者は『セールスコピー大全』という良書において、セールスコピーの作り方を伝えていますが、セールスコピーにAIを活用する方法を教えてくれるのは本書が初めてではないでしょうか。具体的なプロンプトもあるから、成果が上がらず、悩んでいる方はぜひ読んでみてください。

おおまかな構成としては、セールスコピーを書くための準備編、キャッチコピーの作り方、ボディコピーの作り方が順に来て、ひとまずセールスコピーができ上がるようになっています。その後の章では、ChatGPTを使うにあたって、遭遇しそうなトラブルとその解決法、応用編としてステップ配信、ショート動画、チラシにChatGPTを活用する方法も説明しています。それぞれの段階で具体的なプロンプトが示されているので、わかりやすく、そのとおりにすればいいだけになっています。

最後の付録では、過去にXに投稿したものの中で、おすすめのプロンプト10件も追加されています。JOMOやFOMO、N1思考といった本文にないキーワードにも触れられているので、ただのおまけではありません。

惜しい点は2点。1点目は架空の案件を設定して、顕在層向けと潜在層向けの2パターンで、その最終的なセールスコピーが示してあればよかったです。AIを使えば、準備⇒キャッチコピー⇒ボディコピーの流れで、時間をかけなくてもこの程度は仕上げられる、ということがわかるので。まぁ、なかなか難しいんですかね、ほかの本でもセールスコピーの最終形(完成形)まで載せているのは、あまり見ないですから。

2点目は、プロンプトがそこそこ多いだけにダウンロードファイルを提供してほしかった点です。自分でプロンプトを入力する時間がかかる。あと、プロンプト例にマークダウン表記があり、コードブロックにダブルクォート3つか、シングルクォート6つが使われているように見えます。ネットで調べてみると、コードブロックにはバッククォート3つを使う、の説明が多いです。ダブルクォート3つ、またはシングルクォート6つでもいいのかもしれませんが、データがあれば、疑問に思うことはなかったでしょう。

ちなみに、『AIを使って考えるための全技術』も良書で、かつプロンプトがファイルで提供されているから、助かりました。本書と比べて、プロンプトの量がぜんぜん違うということもありますが……。

本書は有料プラン「ChatGPT Plus」を前提にしている、との記載があります。有料プランがムリでも、無料版やCopilot、Geminiなどほかの生成AIが使えるなら、プロンプトは効力を発揮しそうなので、工夫して使ってみる価値はありそうです。私も実際に本書のとおりやってみて、また追記できればと思います。

身につけたい考えと行い

(↓本書から拾い上げた、これはと思ったコトバたち)

これまでのリサーチは時間と労力がかかる作業でした。ですが、今は違います。AIを上手に使えば、コピーライティング未経験の方でも、効率よく、深い情報にたどり着けるようになりました。

自社の強みと弱みを把握していなければ、他社との差別化ポイントが見えてこない。

コピーライティングにおいて、最も重要なのは「人の本音に触れること」です。

やり取りが長くなるほど、ChatGPTは以前の情報を忘れてしまう。

コードブロック…ChatGPTが特定のフォーマットで情報を提示する機能

ChatGPTのメモリ機能はオフにしています。

社会的証明が特に効果を発揮するのは、すでに商品に興味はあるけれど、どれにしようかと比較検討している段階のお客さまに対してです。

心理効果

カクテルパーティー効果

カリギュラ効果

ツァイガルニク効果

バンドワゴン効果

スノッブ効果

ボディコピーで最も重要なのは「構成」。

有名な構成

QUESTの法則

AIDAの法則

4Pの法則

LPの基本的な種類

記事LP

オプトインLP

プロダクトLP

ChatGPTのような生成AIは、長文を一気に出力させると、具体性や説得力が大幅に落ちる傾向がある。

Garbage In, Garbage Out(ゴミを入れればゴミが出る)

入力データの質が悪ければ、出力結果も悪くなる。 ChatGPTは非常に高性能なツールですが、使いこなすためには「こちらからの指示の精度」が非常に大切です。

目次

プロローグ         はじめてのAIコピーライティング

第1章                 セールスコピーは準備が8割

第2章                 惹きつけるキャッチコピーの作り方

第3章                 刺さるボディコピーの作り方

第4章                 AIコピーのトラブル解決ガイド

第5章                 AIを使い倒す応用編

付録                     「やってみ、飛ぶぞ」おもしろくて効果的なプロンプト10選

エピローグ         時間も言葉も、もっと豊かに

あとがき

本書の前に『セールスコピー大全』でずいぶんお世話になっていたので、セールスコピーの作り方はサラッと復習しながら、AIを活用する部分は楽しく読めました。

今回も『セールスコピー大全』同様、付録がついていて、なかなか思いつかないプロンプトばかりで勉強になりました。 タイトルが「超入門」となっていますが、内容は非常に濃かったです。さらに知見を深められたら、AIの進化に追従した続編やアップデート版も期待してしまいます笑。

紹介した本

書名『ChatGPTセールスコピー 超入門!』
著者大橋一慶(おおはし・かずよし)
出版社祥伝社
発売時期2025年9月
ISBN978-4-396-11718-4
税込価格1,100円
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